協会のご紹介

日本アルバン・ベルク協会は、作曲家アルバン・ベルク(1885-1935)の生誕100年を記念して、作曲家の諸井誠(名誉副会長)や指揮者の若杉弘などが発起人となり、1985年秋に設立された協会です。発会式は、若杉弘の指揮と二期会によるオペラ《ヴォツェック》(日本人による初めての舞台付き上演)の終演後に行われました。 当協会は、オペラ《ヴォツェック》や《ルル》の作曲家、アルバン・ベルクの名を冠してはいますが、ベルク作品の研究普及活動のみならず、広く「20~21世紀の音楽」を対象にして知識を深め、愛好者の交流を計ることを目的にしています。 これまでにも、十二音技法を開拓した作曲家たちの周囲にいた作曲家、例えばツェムリンスキーやコルンゴルト、グルリットなどについても、研究・紹介を行うとともに、現在の創作界で何が起こっているのかについても、様々な講師を招きながら考えてきました。 同時代音楽の普及という主旨に賛同するピエール・ブーレーズを名誉会長に迎え、同じく同時代音楽に造詣の深い末松謙一・三井住友銀行名誉顧問を名誉特別顧問、そして2022年度より明治学院大学名誉教授の樋口隆一を会長に擁して、目下活発な活動を行っています。
若杉弘氏による講演会
名誉会長ピエール・ブーレーズ氏を迎えての懇談会

活動内容

演奏会や懇親会を含んだ、年に1回の総会、2回の例会、そしてほぼ毎月、同時代音楽に関するレクチャーを開催しています。また、『ベルク年報』という年誌を発行し、他では得られない貴重な情報や研究を報告しています。同時に、年2回『ベルク通信』という小冊子を発行し、会員同士の連絡を密にしています。詳しくは活動内容の欄をご覧ください。

会員

会員は、一般の音楽ファンの方が大半を占めますが、作曲家、演奏家、音楽学者、音楽評論家も多く、垣根を越えた交流が行われています。研究報告が中心ではありますが、けっして堅苦しい集まりではありません。興味のある方なら、どなたでも入会をお待ちしています。 詳しくは、入会案内のページをご覧ください。

ご支援

日本アルバン・ベルク協会は、下記の各企業様および個人の皆様に ご支援をいただいております。 特別後援会員:サントリーホールディングス株式会社 後援会員:アサヒグループホールディングス株式会社 ほか(2017年4月現在) また、アカデミア・ミュージックでの購入につきましては、会員証提示で表示価格の10%割引(特価商品など一部商品を除く。クレジットカードご利用の場合は5%割引)という特典があります。店頭購入だけでなくネットショップでもこの特典をご利用いただけますので、詳しくはこちらのページをご覧ください。

企画・運営

日本アルバン・ベルク協会は、下記のメンバーが中心となって企画、運営を行っております。 樋口隆一(会長)長木誠司(専務理事)岡部真一郎(常任理事) 沼野雄司(事務局長)柴辻純子(事務局次長)佐野旭司(ベルク年報編集長) 荒地あづさ(事務局)内藤眞帆(WEB担当) 佐野光司、小林仁、小玉武、石田一志、白石美雪(運営委員)

お問い合わせ

日本アルバン・ベルク協会 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-8 DFビル 10F TEL/FAX 03-6261-0987 abergアットkch.biglobe.ne.jp(担当:荒地)
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